Wednesday, June 16, 2021

ムチ打たれ、縛られ、逆さ釣り…日本で本当に行われた、残虐すぎる拷問の数々 - 現代ビジネス

antakatabur.blogspot.com
元日産自動車会長カルロス・ゴーン氏の弁護人を務めていた高野隆氏。その新刊『人質司法』から、日本の拷問の歴史に関する部分を、一部編集のうえで紹介する。現代の司法制度を論じた新書の中で「拷問の歴史」が登場するのは、一体なぜなのだろうか?

罪人に容赦なかった、江戸時代の拷問

日本の刑事裁判の歴史も拷問を抜きには語れません。江戸時代の刑事裁判は文字通り自白を追求するための手続でした。「被告人」(訴追を受けている当事者)という観念はなく、裁きを受ける者は最初から「罪人」と呼ばれました。

町奉行所のお白州で吟味方与力が罪人を尋問します。罪人が自白(「白状」)すると調書(「口書(くちがき)」といいます)が作られ、本人に読み聞かせて拇印を押させます。

Photo by iStock

そして、自白が得られない場合は、拷問することが法定されていました。拷問は、

「笞打(むちうち)」「石抱(いしだき)」「海老責(えびぜめ)」「釣責(つるしぜめ)」

の4種類です。笞打から始まり、順を追って、石抱、海老責そして釣責へと自白するまで拷問が行われました。

幕末の江戸町奉行与力にして、明治維新後1873年(明治6年)まで判事を務めていた佐久間長敬(さくまおさひろ)の『拷問実記』という書物に拷問の様子が克明に記されています。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( ムチ打たれ、縛られ、逆さ釣り…日本で本当に行われた、残虐すぎる拷問の数々 - 現代ビジネス )
https://ift.tt/3wBjGhN
Share:

Related Posts:

0 Comments:

Post a Comment