<MADE IN 東北>
なめると独特の甘みにピリリとした辛みが口に広がる。青森県で50年以上にわたって愛され続けるご当地調味料「スタミナ源たれ」。製造する上北農産加工(十和田市)の工場を訪ねると、野菜の風味がきいた甘い香りがふわりと漂い、円状に並べられたビンに次々と機械でタレが詰められていた。
「スタミナ源たれ」は年間400万本以上を生産する同社のヒット商品だ。主に県産の野菜を原料とし、県民が使う焼き肉のタレの7割以上を占めるとされる。同社の花田一雄常務(68)は「焼き肉だけでなく、どんな料理にも合うのが自慢です」と語る。
会社の前身は、1951年に戦後の衣料品不足を補うためにつくられた羊毛加工の農業協同組合だった。しかし、間もなく衣料品が大量に出回るようになり、しょうゆ醸造に事業を転換。地元畜産農家の声を受けて羊肉に合うタレ作りを始めることになり、かつて旧満州(現中国東北部)で暮らした組合幹部が現地で食べていたジンギスカンのタレを再現することに決まった。
からの記事と詳細 ( メードイン東北・工場探訪:/1 上北農産加工 スタミナ源たれ 安全な商品、手作業で /青森 - 毎日新聞 )
https://ift.tt/2QzyJch
0 Comments:
Post a Comment