●19日親交あった中田さん開業
小矢部市石動町で五十数年間にわたって営業し、2019年8月に閉店した「焼肉 田原」が19日、市役所そばの同市本町で「復活」する。創業当時からの秘伝のたれも引き継がれており、住民は惜しまれながら歴史に幕を下ろした店の3年ぶりのオープンに期待を寄せている。
関係者によると、「焼肉 田原」は1965(昭和40)年ごろ、田原安時さんが創業。アットホームな雰囲気で人気を集め、元市職員の峠幸子さん(76)が89年から閉店まで切り盛りしていた。自らの体力の衰えに加え、店の前を通る県道の拡幅が決まったことを契機に店を閉じた。
閉店後、かねてから「焼肉 田原」に酒を届けるなどの取引を通じて親交のあった中田秀樹さん(52)=同市本町=が「市内でいつか店を復活させたい」と峠さんに申し出た。峠さんが創業当時から手作りしていたしょうゆだれを復活させ、事業とともに中田さんに引き継ぐことが決まった。当面は峠さんも店を手伝う。
●当面は先代も手伝い
中田さんは「通常の焼肉店ではなく、『焼肉 田原』を運営したかった。多くの人に親しまれていただけにハードルは上がるが、しっかりと引き継ぎたい」と意欲を見せ、峠さんは「自分の代で店をなくすのはしのびないと思っていた。『田原』の名前が残るのはありがたい」と感謝した。
営業時間は午後4時半~10時で不定休。ホームページや電話などで営業日を確認した上での来店を薦めている。問い合わせは「焼肉 田原」=0766(92)2911=まで。
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