阪神春季キャンプ(21日、沖縄・宜野座)村上はブルペンで実にしっかりとしたフォームで、キレのいいボールを投げていた。コントロールがよくて、暴れるボールがない。若手らしい小気味のいいピッチングをする。強いボールもあるので、中継ぎで1イニングなら…という印象だ。
ただ、先発となると、そう簡単ではない。いかに昨季、ファームで多くのタイトルを獲得したとはいえ、阪神の投手層は厚い。先発ローテーションに食い込むのは究極の目標で、そこまでに積み重ねが必要。まずは中継ぎでもいいから、1軍に居場所を作ることだ。
そのためにキャンプでアピールするわけだが、とにかく打たれてもいいから、向かっていく姿勢を見せてほしい。0点に抑えるに越したことはない。だが、結果を求めるあまり、コースばかり狙って四球を出すようでは、首脳陣としては「こりゃアカン」となる。
たとえ打たれても腕を振って勝負した方が、評価してくれるはず。まだ2年目の若い投手だから、打たれて学ぶことも多い。結果も大事だが、それ以上に内容を大切にしてほしい。(本紙専属評論家)
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