宮崎市が初のギョーザ日本一に、タレの種類が豊富&焼酎にも合う!?
山内あゆキャスター:
宮崎市が喜びに沸いています!
8日発表の2021年総務省「家計調査」で、宮崎市が1世帯当たりのギョーザ購入額1位に初めて輝きました。購入額は4,184円、2位浜松市3,728円、3位宇都宮市3,129円と、2位浜松市に400円も差をつけてのトップとなりました。
さらに、どれぐらいの頻度で購入しているかを測る「購入頻度(100世帯あたり)」においても宮崎市が1031回と1位で「2冠達成」とも言えます。ちなみに2位は長崎市で846回、浜松市が5位に出てくると言うことで、「購入額」とは違いますね。
■見事1位に輝いた宮崎市のギョーザとは?
山内キャスター:
2冠を達成した宮崎市のギョーザとは一体どんなギョーザなんだろうと思いませんか?宮崎市ぎょうざ協議会・渡辺愛香会長に宮崎ギョーザの特徴をお聞きしました。
たとえば、浜松ギョーザは「円形に焼いて真ん中に、もやしを乗せる」という特徴があります。では、宮崎ギョーザの特徴を聞いてみると「見た目の決まりは特に・・・」とのこと。
次に、具材の特徴についてもお聞きしてみました。たとえば、宇都宮ギョーザは「お肉が少なく、キャベツやタマネギなど野菜が多くてヘルシー」という特徴がありますね。宮崎ギョーザの具材の特徴を聞いてみると「地元産の具材は多いが現時点では特に・・・」ということで宮崎ギョーザは、わりとフリースタイルなギョーザということなんでしょうね。
ホラン千秋キャスター:
購入額の1位だから、仮に特徴がなかったとしても、ギョーザを愛してたくさん食べて勝っていれば1位になれるわけじゃないですか。「特徴がない」と言っちゃうと可哀想な気がしてきます。
山内キャスター:
「ギョーザでさえあれば」という愛情ということですよね。
ホランキャスター:
そうです。ギョーザをとにかく愛してる市だということですよね。
井上貴博キャスター:
他の食材ではあんまりこんなにニュースにならないですけど、ギョーザのランキングってなぜか毎年大注目されますね。
■ギョーザをテイクアウトする文化が根付く宮崎市
山内キャスター:
念願の1位に輝いた宮崎市について、強いギョーザ愛以外にもなにか他の特徴がないかについても分析しました。
まず1つ目、イートインで食べられる名店が多いだけではなく、持ち帰って家で食べる文化が根付いていると宮崎市ぎょうざ協議会・渡辺会長は話しており、宮崎市の持ち帰り文化を支えている老舗があると言います。
宮崎県内に6店舗を抱える持ち帰り専門の名店「ぎょうざの丸岡」です。戦後、お肉屋さんからスタートして、今はギョーザの持ち帰り専門店です。午前中で売り切れになる日もあり、今回の1位獲得フィーバーで通販では、現在約3週間待ちの状態になっているようです。
さらに、丸岡ファンにはこんな方もいらっしゃいました。ある宮崎県民の方は「多い時で週3回まとめ買い」しているそうです。片道約1時間かけて買いに行くほどの熱狂ぶりで、つまりこれ、ほぼ毎日食べている計算になります!
ホランキャスター:
1時間かけても買いに行くってことは相当おいしいんでしょうね。
山内キャスター:
まとめ買いしてもすぐに食べきってしまうので、また買いに行くという流れが宮崎市の購入額を押し上げてる要因なのかもしれません。
■タレのバリエーションが豊富な宮崎ギョーザ
お家で食べるからこそ、タレのバリエーションが豊富というのが宮崎市の2つ目の特徴のようです。
お醤油はもちろん、ポン酢の場合も九州ならでは。柚子胡椒をプラスしたり、粒マスタードを入れることもあるそうです。ラー油の代わりのイメージでしょうか?
それから宮崎県民愛用のタレがあります。それが「佐吉のたれ」です。宮崎県では、わりと一般的に販売されているようで「佐吉のたれ」は、もともとカツオのたたき向けに開発されたタレなのですが、ボトルにも書かれているようにギョーザに使う方も多いそうです。
さらに、渡辺会長がオススメするのは「日向夏ドレッシング 」です。サラダドレッシングですが、柑橘のさわやかさが、ギョーザとの相性抜群なのでおすすめとのこと。
オンライン直売所「食べチョク」 秋元里奈代表:
冒頭に宮崎ギョーザは特徴がないということでしたけれども、意外なタレをつけて食べているんですね。
井上キャスター:
それぞれの自宅で家庭の味にアレンジしてギョーザを食べているんですね。
■宮崎ギョーザのアイデアレシピをご紹介
山内キャスター:
さらには宮崎市ではギョーザのレシピも豊富です。「ぎょうざの丸岡」ホームページには、ギョーザレシピがたくさん紹介されています。
流行りの韓国風「ギョーザチーズタッカルビ」、揚げ出し豆腐ではなく「揚げ出しギョーザ」、よだれ鶏ではなく「よだれギョーザ」、また「サンラータンスープ」にもギョーザを入れました。宮崎では、とにかくあらゆる食材をすべてギョーザに置き換えるわけです。
例えば「ロールキャベツ風ギョーザ」は、一般的なロールキャベツではなく、ひき肉の代わりにギョーザをそのままキャベツで包んでしまうというアイデア料理です。
作り方は、ゆでたキャベツの真ん中よりやや下にギョーザを2個のせて包むため、キャベツからひき肉がはみ出てしまう心配もなく簡単に作れます。ギョーザを包んだキャベツに調味料を加えて沸かし、チーズや黒こしょうなどを加えて完成です。洋風にギョーザを食べることができます。
さらに、「ごはん+ギョーザ」でもなく、「チャーハン+ギョーザ」でもない、目からウロコのアイデアレシピ「ギョーザチャーハン」というレシピまであります。
作り方はフライパンにごま油大さじ1を熱し、2人前で8個のギョーザをほぐしながら炒めます。そこにご飯、卵、さらにはギョーザのタレを加えて完成です。 ギョーザチャーハン、これにさらにギョーザをつけてもいいですね!
秋元代表:
ギョーザのタネが余った時にチャーハンを作ったりしますが、このレシピはそもそもで「ギョーザチャーハン」を作るためにギョーザを用意するということですよね?
山内キャスター:
そうです、ギョーザの皮まで入れちゃいます!
ホランキャスター:
次の日のちょっと冷えてしまった焼きたてではないギョーザを使って「ギョーザチャーハン」にしてしまうというのも良さそうですね。
井上キャスター:
ご紹介したギョーザレシピはどこを探せば出てくるのでしょうか?
山内キャスター:
ご紹介したレシピは一部でして、先ほどの「ぎょうざの丸岡」のホームページを見ると、いろいろなアレンジレシピが載っております。
■「焼酎もぜひ宮崎産でお願いします」
山内キャスター:
宮崎は焼酎も人気ですが、黒霧島でおなじみの「霧島酒造」は、食品同士の相性分析を行う「味覚センサー」を使用した調査で「ギョーザの旨味・塩味」と「黒霧島(焼酎)の酸味・苦味」の相性が抜群だということを導き出したそうです。
お互いの味を引き立てあい、その相性はなんと98.8点。「焼酎もぜひ宮崎産でお願いします」というコメントをいただきました。
(09日18:43)
からの記事と詳細 ( 宮崎市が初のギョーザ日本一に、タレの種類が豊富&焼酎にも合う!? - TBS News )
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