五輪候補として東京五輪出場を目指して練習中だったエルサルバドルの女子サーフィン選手カテリネ・ディアスさん(22)が19日、雷に打たれて死亡したことが明らかになった。
CNNテレビなどによると、ディアスさんは五輪代表を選ぶ選考会を兼ねて5月29日から同国で開催される国際サーフィン連盟(ISA)のワールドサーフィンゲームスに向けて首都サンサルバドル近郊のエルトゥンコビーチで練習していたところ、雷に打たれたという。同国のサーフィン連盟も、ツイッターでディアスさんの死亡を伝え、同国の代表として素晴らしい選手だったと追悼している。
事故当時、ディアスさんと一緒に海にいたという叔父は地元メディアに取材に対し、「サーフィン中にドイツ人の友人を見つけてあいさつしようと近づいてハグをし終わった直後に、(雷の)音が聞こえた。2人とも雷の威力で投げ飛ばされ、私はボードから放りだされた」と説明。ディアスさんはほぼ即死だったという。現地は嵐の直前だったと伝えられているが、事故当日は嵐は想定されておらず、晴天だったと複数の関係者が証言している。
サーフィンは東京五輪から新種目に採用された競技の1つ。葬儀は21日に営まれ、23日には追悼式典が行われる予定だという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)
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