楽天・早川隆久投手(22=早大)が21日、巨人とのオープン戦(東京ドーム)で4回2/3を7安打5失点投球。3オープン戦3試合の防御率を5・68とし開幕前の最終調整を終えた。
登板後、早川は「今日は100球をメドに球数を考えながらの登板だった。初回は対相手ではなく、対自分と戦っているような感じがあった。その中でも客観的に試合を見ていかなきゃいけない。シーズンが始まったら対自分ではなく、対相手という部分を客観的に外から見ていければと思う」と初回の3失点について振り返った。
5回、坂本に許した本塁打については「打たれたのはインコースの真っすぐなんですが、インコースでも、もう少し強いボールを投げないとトップレベルの選手にはスタンドまで簡単に運ばれるなと思った」と打たれて学んだ部分を語った。
また早川はオープン戦3試合で受けた洗礼を胸に「とりあえず自分のピッチングをしないとというのはすごく感じた。半年前まではアマチュアでやっていた選手。名前負けはしないように、どんどんチャレンジャーとして立ち向かっていいのかな」とプロの世界に飛び込んだ決意を改めて語った。
石井監督は「ちょっとストライクが集まりすぎてホームベースの真ん中付近で勝負をしすぎた」と、この日の投球を総括しながら「短期的ないい悪いではなく、失敗もあって成長していく。まだ(プロになって)何か月かの選手なので、カベに当たりながら、いろいろなものを吸収していってほしい」と長い目でドラフト1位左腕の1年目を見据えていた。
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