4年目・馬場に大化けの予感――。阪神のスペシャルアシスタントに就任した藤川球児氏(40=SA)が23日、カンテレ「こやぶるSPORTS」に出演し、馬場皐輔投手(25)について「何を投げても打たれない投手になる可能性がある」と大プッシュした。
今季の投手陣について「藤浪はオンリーワンになれる逸材。いい指導者で変わるのが望月」と名前を挙げた後、最後に推したのが馬場だった。
「自分の世界観を持っている。いわゆる雰囲気。全部の球種を投げられるけど、ただ本人は使い方が分かっていない。変わりづらい性格だけど、何かが変わった瞬間に、何を投げても打たれない投手になる。それだけのキレとパワーを持っている」
馬場本人も、配球に関する藤川SAの指摘を認識している。この日は鳴尾浜で2時間のウエートトレに取り組んだ後、代表取材に対応。「頭も成長しないといけない。体をせっかく鍛えたのに、使い方が分からなかったら意味がない。考えながら投げないと、長く1軍で投げられない。考える力をテーマにして、悪いときにどう対応するかなど勉強していきたい」と頭脳派への転身を誓った。
昨年はすべて中継ぎで32試合に登板し、防御率2・08。リリーフ陣ではスアレス、エドワーズを上回り、岩崎(防御率1・82)に次ぐ数字を残したが、満足はしていない。IQ値を高めた投球で信頼を得られるように、捕手陣や打者の意見も積極的に吸収する構え。それが「何を投げても打たれない投手」への第一歩だ。
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