
自然の雪山を滑るバックカントリー。パウダースノーが楽しめると人気がある一方、遭難事故が相次いでいます。
事故を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
(捜索)「大丈夫ですか?要救助者意識あり。けがして痛い場所はありますか?左足骨折の疑い」
声を掛け合い遭難者の状況を確認する警察官たち。
遠軽町の雪山で道に迷った遭難者を救助する訓練です。
(北村カメラマン)「ご覧のように足元がとても雪深いので救助するにも大変難しい状況となっております」
バックカントリースキーなどでの遭難に備えて、消防などと合同で救助方法を確認しました。
この冬、北海道ではバックカントリーでの事故が相次いでいます。
(井上カメラマン)「下では捜索をしていると思われる警察官の姿が確認できます」
1月26日、赤井川村の山林でバックカントリーをしていた男性が雪崩に巻き込まれて死亡。
7日にも札幌市南区定山渓の山中で男性が意識不明の状態で発見されるなど、23件の遭難事故が発生しました。
新雪の斜面を滑るバックカントリースキー。
パウダースノーが楽しめると人気がある一方、雪崩などの遭難リスクも高くなります。
(道警山岳遭難救助隊 松本孝志さん)「ことしは特に経験の少ない人の遭難が目立っている。スキー場の管理区域外で滑る人はスキー場の延長という感覚で入山する人が多い。装備がない状態で入る人もいて非常に危険」
バックカントリーではどのような装備が必要なのでしょうか。
(秀岳荘 双樹智道さん)「こちらの3点がバックカントリーを楽しむために必ず必要な道具です」
雪崩に遭った際に電波で居場所を知らせるビーコン、雪に刺して埋まっている人を探す棒、「プローブ」。
そして、雪を掘るシャベルの3点がバックカントリーに欠かせない「3種の神器」と呼ばれています。
しかし、装備はもちろん事前の準備も大切だといいます。
(秀岳荘 双樹智道さん)「山に入る前には必ず天気の確認と警察に登山届を出す。仲間と一緒に行くのが重要。埋まっても掘ってくれる人がいないと助からない」
危険と隣り合わせのバックカントリースキー。
パウダースノーを楽しむためには万全の備えが必要です。
からの記事と詳細 ( 「パウダースノー」と「危険」隣り合わせのバックカントリー 遭難多発の北海道で必要な「3種の神器」|NNNニュース - 日テレNEWS24 )
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