日本ハムは29日、中日に4―7で競り負けて5月の負け越し(8勝11敗1分け)が決まった。「みんなで何とかしようとして追いついただけに、何とかしたかった試合だった」。栗山監督がそう振り返ったように、6回に同点に追いついてからの終盤の攻防がターニングポイントだった。
本来なら救援エースの宮西に任せる可能性が高い8回にB・ロドリゲスを投入。しかし、福留、ビシエドに連打を浴びて勝ち越されると、その後2死一、二塁から三ツ俣に右越えの2点二塁打。スコアボードに重い3点が刻まれた。今季は宮西の不振もあり、チームのイニング別自責点は8回が36で最多。「魔の8回」にまたも投手陣がつかまった。
試合前まで防御率1・69と現在の救援陣の中で信頼度が高いB・ロドリゲスだっただけに、栗山監督は「勝ちパターンの投手は信頼して出している。球が高いだけで、球は悪くない。どこに投げるかというだけ」とかばった。だが、中日救援陣が7回以降に許した出塁は、8回の石井の中前打だけ。救援陣の防御率が2・57の中日に対し、日本ハムは4・38で、安定感の差が明暗を分ける形となった。
3、4月に続く負け越し。首位ソフトバンクとのゲーム差は今季最大の8・5ゲーム差に広がった。栗山監督は「こういう状況が続いているけど、我慢しきれば何か生まれてくると思ってやっている」と前を向いた。まずはきょう30日の3戦目を制して6カードぶりのカード勝ち越しを決めたいところ。苦しい試合を拾っていくためにも救援陣の安定は欠かせない。(東尾 洋樹)
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