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インド北部のジャイプール市で11日、落雷によって少なくとも11人が死亡、多数が負傷した。被害者の多くは「自撮り」をしていて、雷に打たれた。
警察当局などによると、被害者らはジャイプール市内の観光名所、アンベール要塞の見張り塔の上にいた。雨の中、自撮りをしていたという。
落雷があった時、塔の上には27人ほどがいて、何人かは地面に飛び降りたとされる。
死者のほとんどは若者だという。
現地メディアによると、この日は他に9人が、ジャイプール市があるラジャスタン州で雷に打たれて死亡した。
同州は死者の遺族に対し、50万ルピー(約74万円)の補償金を支払うと発表した。
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1960年代から倍増
インドでは2004年以降、落雷により毎年平均2000人近くが死亡している。
大雨が降るモンスーン時期は、一般に6月から9月まで続く。
インドの気象当局によると、落雷による同国の死者は、1960年代と比べ2倍に増えている。気候危機が原因の1つだという。
落雷自体も、1990年代の半ばごろと比べ30~40%増加しているとされる。2018年には、南部アンドラ・プラデシュ州で、13時間のうちに3万6749回の落雷が記録された。
当局者は、木々が少なく、人が直撃されうる場所で、より多くの落雷が起きているとしている。
雷が発生した時の安全策
- 大きな建物や車の中に避難する
- 広いオープンスペースや、雨ざらし状態の丘の上からは離れる
- 避難する場所がない場合は、両足をそろえて体をかがめ、手を膝の上に置き、頭を間に入れるようにして、できるだけ「的」となる面積を小さくする
- 高い木、孤立している木の下で雨宿りしない
- 海上にいる場合は、素早く岸に上がり、開けた海岸から離れる
からの記事と詳細 ( 落雷中に「自撮り」、若者ら11人が死亡 インド - BBCニュース )
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