渡島地方で近年、水揚げが急増しているブリの幼魚を使ったご当地グルメ「函館ブリたれカツ」を無料配布するイベントが、「海の日」にちなみ２２日に函館空港（函館市）で開かれた。
子どもたちに海に親しんでもらう活動を続ける任意団体「はこだて海の教室実行委員会」が、日本財団の助成を受け開催した。
渡島総合振興局によると、近年、同地方ではブリの水揚げが急増。２０１９年には漁獲量が６６０８トンでスルメイカを上回り、昨年は１万１１２８トンに達した。
地元でなじみが薄かった食材を生かそうと、ブリの幼魚フクラギなどを、牛乳と函館市南茅部産のマコンブのだしで下処理し、軟らかな食感とうま味を引き出してから油で揚げた。
同委員会が昨年１０月に商品化し、カツをパンに挟んだ「フィッシュバーガー」も今年５月にお目見えした。
この日のイベントでは、空港に止めたキッチンカーでカツを調理し、ＳＮＳで実行委の公式アカウントをフォローした人には揚げたてを無料で配布。バーガーの販売も行われた。家族３人で訪れた市内の女性（７８）は「ブリのにおいも気にならないし、おいしい」と話していた。
からの記事と詳細 ( 「ブリたれカツ」おいしい！ 函館で無料配布 : ニュース : 北海道 : 地域 - 読売新聞 )
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