中日の梅津晃大投手(24)が、ソフトバンクの千賀滉大投手(27)に弟子入りすることが決まった。来年1月に千賀が行う沖縄・宮古島の自主トレに参加する。球界ナンバーワン投手から全てを吸収し、3年目の飛躍につなげる。
これ以上ないお手本だ。梅津にとって右の本格派の頂点に君臨する千賀はあこがれであり、背中を追わなければならない存在。しかし面識はない。ならばとツテを頼った。東洋大の同期だったソフトバンクの甲斐野を通じて連絡。千賀からは「志望動機」を聞かれ、率直に思いを伝えたという。
「開幕を目指す千賀さんと、キャンプに照準を合わさなければならない自分では1月の時点でやるべきことも違うのかもしれない。でも自分にも、誰にも打たれない直球を投げたいという目標がある。トレーニングや考え方を目で見て直接、学びたい」
そんな思いを聞いた千賀から参加オーケーの連絡が来た。キャッチボールを間近で見るだけでも発見はある。160キロ超の直球や、おばけフォークの奥義に触れることができるかもしれない。何よりも千賀という投手のスケールの大きさに触れることが財産になる。
千賀と中日投手陣には縁がある。今季限りで引退した吉見一起さんが現役時代、福岡県八女市で鴻江寿治トレーナーが主宰する自主トレでともに汗を流したのが千賀だ。育成時代の千賀へ献身的にアドバイスを送るなど交流は始まり、吉見さんの引退試合に千賀が駆けつけるほどだった。
吉見さんに薫陶を受けた千賀が、今度は梅津の成長に一役買うことになったのも何かの縁。「コウダイ」から「コウダイ」へ、新たな技術の継承が始まる。
すでにオンラインでミーティングもしているという。「ついていけるか不安な部分もあるけど、今からとても楽しみ」と梅津。ポテンシャルの高さは誰もが認めるところ。運命を変える出会いにする。
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