誠仁親王は、正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎)の子にして、帝の後継者(皇太子)。正親町帝と距離ができた信長が接近する。
■加藤清史郎のコメント
今回『麒麟がくる』の出演が決まった時は、本当にうれしかったです! 撮影では、以前お世話になったスタッフの方々もいらっしゃったので、とても懐かしい気持ちになりました。
これまで『天地人』や『風林火山』にも出演させていただきましたが、今回は天皇の嫡男の役ですし、そのほかのキャラクターに比べて情報が少ないので、どのように役作りをしていくのか、いろいろ考えました。誠仁親王は『信長のことが大好き』『蹴鞠が大好き』ということ、 さらに誠仁の 聡明さも出していかなければいけないと考えて演じました。
蹴鞠も練習しました。サッカ ーはやっていましたが、蹴鞠はいろいろルールが細かく決まっていますので、またサッカーとは 全然違う、新鮮な気持ちで臨みました。楽しみながら出来たのでうれしかったです。
これからの『麒麟がくる』は、誰もが知っている歴史へと進んでいきます。なんとなく歴史を知っている方も、歴史の裏側ではこういうことが起きているんだということもわかると思いますし、光秀の生きざまをすごく感じることができると思います。素敵な作品ですので、僕と同世代の方にも是非ご覧いただきたいと思います。
誠仁親王は、「信長好きの蹴鞠王子」です。信長と蹴鞠への愛にあふれている誠仁を、どうぞお楽しみに。
■第38回 あらすじ
坂本城にいる三淵(谷原章介)に、ついに信長(染谷将太)より切腹の沙汰が言い渡される。戦は依然として続き、光秀(長谷川博己)は三好の一党や一向一揆の連合軍との戦で戦果をあげる。そんな折、美濃から斎藤利三(須賀貴匡)が主君・稲葉一鉄(村田雄浩)のもとを逃れ、家臣にしてほしいと光秀の元へやってくる。利三の扱いをめぐり信長に呼び出される光秀は、家臣一人の命も大事にしない主君では国は収まらないと説く。すると利三の命の代わりに、依然として敵対勢力が多い丹波を平定するように言い渡されるのだった。
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