Tuesday, January 19, 2021

松本潤主演大河の撮影は来夏から“充電期間”を確保 - ニッカンスポーツ

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23年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の主演を嵐の松本潤(37)が務めることが19日、同局から発表された。主人公の徳川家康を演じる。脚本は古沢良太氏。嵐のメンバーが大河ドラマに出演するのは初めて。昨年11月にオファーを受け、先月末の嵐の活動休止を経て、今月出演を決断したという。長年嵐のコンサートの演出を手掛けてきた男が、戦国時代を舞台に“新しい家康”を演じる。

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大河ドラマ初主演にあたって、松本は「うれしかったのと同時に、大きな不安も感じました」と振り返った。昨年11月にオファーを受けたが「嵐として2020年いっぱいまでは走りきりたいと思ってた僕は、これだけの大きなことを決めることはできないと思い、結論を待っていただきました」と明かした。

「年が明けてからいま1度考えました。嵐という船を1度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません。また次に、心血を注いでみんなとモノづくりができるなら、この大きな挑戦をしてみたい」

ソロの俳優として、大役挑戦が決まった。時代劇出演は08年の映画「隠し砦の三悪人」、19年のNHK「永遠のニシパ」に続き3作目。撮影開始は来夏予定。先月、嵐活動休止後の予定を聞かれ「少しゆっくりしながら、今後のことを考えて、充電させてもらってから動き始めようかなと思っています」と答えていた。“充電期間”は確保できそうだ。

ジャニーズ事務所所属のタレントが大河の主演を務めるのは、93年「琉球の風」の東山紀之(54)はじめ、04年「新選組!」の香取慎吾(43=当時)05年「義経」の滝沢秀明(38=現副社長)14年「軍師官兵衛」の岡田准一(40)に続き5人目。複数のレギュラー番組を抱え、大規模コンサートも多数開催していた嵐のメンバーは、撮影に長時間を費やす大河への出演は物理的に難しかったが、グループ活動休止を経て、満を持しての初主演となる。

長年、嵐のコンサートで演出を手掛けてきた松本は、世界でも有数と言われる多数の大規模ステージで手腕を振るってきた。自分だけではなく、時にメンバーたちの個性を生かした演出は、多くの後輩タレントからも手本にされている。家臣の特技や能力を生かしながら「チーム徳川」を作り上げ、やがて戦乱の世を統一した徳川家康にも重なるところだ。

NHK制作統括の磯智明氏からは「令和版へアップデートした、新たな家康像になると思っています。松本さんならエネルギッシュな家康を演じていただけると確信しています」と期待を寄せられた。松本は「今までとは違う新たな家康を一緒に作っていけたらと思っています。そして乱世に振り回されながら、必死に生き抜き戦国の世を平定させた人物を熱く演じられたらと思います」と誓った。

◆松本潤(まつもと・じゅん)1983年(昭58)8月30日、東京都生まれ。96年ジャニーズ事務所入り。99年11月、嵐としてシングル「A・RA・SHI」でデビュー。ドラマ「花より男子」「失恋ショコラティエ」「99・9-刑事専門弁護士-」などのドラマ、映画「陽だまりの彼女」「ナラタージュ」など出演多数。173センチ。血液型A。

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