■夏の“ばらちらし寿司”のつくり方 うなぎときゅうりの定番コンビでつくる、夏のご馳走。酢飯には蒲焼きのたれを混ぜてほんのり甘く、実山椒の香りをたっぷりときかせるのがポイント。味にメリハリが出て、さっぱりといただけます。 ◇材料 (3~4人分) ★ 酢飯:(2合分) ・ 米:2合 ・ 昆布:長さ6~8㎝ ・ 酢:1/4カップ ・ 砂糖:大さじ1と1/2 ・ 塩:小さじ1 ・ 蒲焼きのたれ:大さじ1(添付のもの) うなぎの蒲焼き:1串分 きゅうり:1本 ★ 炒り卵: ・ 卵:3個 ・ 砂糖:大さじ1 ・ 水:大さじ1 ・ 塩:少々 ・ 植物油:小さじ1 実山椒の佃煮:大さじ2 ガリ:適量 (1)基本の酢飯をつくる 米は研いでザルに上げ、炊飯器に入れて2の目盛りまで水を入れ、昆布を入れて炊く。酢、砂糖、塩を混ぜ合わせて合わせ酢をつくり、ご飯が炊き上がったら昆布を外して、水で湿らせた飯台に一気に移し、合わせ酢を回し入れる。しゃもじでほぐすように混ぜ、うちわで冷ましながら切るように混ぜ、ツヤをだす。乾燥しないように、使うまで水でぬらしてかたく絞った手拭いや布巾をかけておく。 (2)酢飯にたれを混ぜる 酢飯は蒲焼きのたれを入れてさっくりと混ぜる。なければ焼き鳥のたれなどで代用可。 (3)蒲焼きを温める うなぎの蒲焼きは幅1cmに切って耐熱容器に並べ入れ、酒大さじ1(材料外)をふってラップをし、電子レンジ(600W)で1分~1分30秒加熱して温める。 (4)きゅうりの下ごしらえ きゅうりは薄い輪切りにしてボウルに入れ、塩小さじ1/3(分量外)をまぶして15分ほどおき、水気を絞る。 (5)炒り卵をつくる 卵に砂糖、水、塩を入れてよく混ぜる。フライパンに植物油を熱し、卵液を入れ、箸でかき混ぜながらそぼろ状に火を通す。 (6)ガリをつくる 新生姜150gはスライサーで薄切りにする。甘酢の材料(酢3/4カップ、砂糖大さじ2と1/2、塩小さじ1/3)はボウルに入れてよく混ぜておく。鍋に湯を沸かし、新生姜をザルに入れてそのまま湯に浸し、箸でさっと混ぜ、5秒ほどしたらすぐに湯から取り出す。ゆで汁をよくきって熱いうちに甘酢に入れ、冷めるまでおいて味をなじませる。保存するときは漬け汁ごと保存容器に入れて冷蔵庫へ。 (7)盛りつける 器にの酢飯を盛って実山椒の佃煮を散らし、炒り卵をのせてきゅうりを散らし、うなぎの蒲焼きを盛りつける。ガリを添える。 --------------- ――教える人 「重信初江 料理研究家」 料理研究家のアシスタントを経て独立し、雑誌やテレビ等で活躍中。身近な食材を使った再現性の高いレシピに定評がある。旅行好きで韓国、台湾など旅先で出合った味をアレンジしたレシピも得意。『遅夜スープ』『漬けておくだけで、おいしい一品 漬けものレシピ』など著書多数。 --------------- 文:松原京子 写真:長野陽一(プロフィール写真)
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