Sunday, December 11, 2022

「胸を打たれた」 国際賢人会議の各国有識者らが広島を視察 - 毎日新聞

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原爆慰霊碑に献花する「国際賢人会議」の白石隆座長(手前右)とアンゲラ・ケイン元国連軍縮担当上級代表(同左)=広島市中区中島町の平和記念公園で2022年12月11日午前8時41分、根本佳奈撮影 拡大
原爆慰霊碑に献花する「国際賢人会議」の白石隆座長(手前右)とアンゲラ・ケイン元国連軍縮担当上級代表(同左)=広島市中区中島町の平和記念公園で2022年12月11日午前8時41分、根本佳奈撮影

 被爆地・広島で各国の元政府高官や有識者らが核廃絶への道筋を議論する「国際賢人会議」2日目の11日午前、会議を構成する委員ら13人が広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花し原爆資料館を視察した。

 湯崎英彦・広島県知事と松井一実市長に先導された委員らは慰霊碑前に並び、慰霊碑に納められている原爆死没者名簿や「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻まれた碑文の説明を松井市長から受けた。座長を務める白石隆・熊本県立大理事長とアンゲラ・ケイン元国連軍縮担当上級代表が「核兵器のない世界に向けた国際賢人会議」と英語で書かれた花輪を手向け、全員で黙とうした。

原爆慰霊碑の前に並ぶ「国際賢人会議」委員ら=広島市中区中島町の平和記念公園で2022年12月11日午前8時43分、根本佳奈撮影 拡大
原爆慰霊碑の前に並ぶ「国際賢人会議」委員ら=広島市中区中島町の平和記念公園で2022年12月11日午前8時43分、根本佳奈撮影

 原爆資料館では約1時間かけて見て回った。コンピューターグラフィックス(CG)で原爆投下時の様子を再現した展示の前では、滝川卓男館長が「半径2キロメートルの街が破壊された」などと原爆の威力を説明。熱心にスマートフォンで撮影する委員もいた。滝川館長は「委員から『胸を打たれた』と感想をもらった。再び原爆が使われたらどういう結末を迎えるのか、展示を見て感じ取ってもらい、自分たちの国で伝えてほしい」と話した。

原爆投下時の様子をコンピューターグラフィックスで再現した展示を見つめる「国際賢人会議」の委員ら=広島市中区の原爆資料館で2022年12月11日午前9時、安徳祐撮影 拡大
原爆投下時の様子をコンピューターグラフィックスで再現した展示を見つめる「国際賢人会議」の委員ら=広島市中区の原爆資料館で2022年12月11日午前9時、安徳祐撮影

 委員らは視察後、市内のホテルで議論を再開した。【根本佳奈、安徳祐】

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