プロ野球のデータ分析などを手がけるDELTA社が、データを用いたチーム運営などを担う人材育成を目的としたセミナー「リーダーズ・オブ・ベースボール・オペレーションズ2022 Winter」を12月10日にオンラインで開催する。異業種から球界への転職を目指す社会人には参考になる内容となりそうだ。
今回はテクノロジーの知見を活かし球団のDXに取り組む3人の登壇を予定している。近年の日本球界では、野球を統計的視点から研究する「セイバーメトリクス」や、「トラックマン」「Hawkeye」などの導入が進んでいるが、データの扱いに長けた人材が圧倒的に不足しており、球界への転身を希望する人々へ現場の声を届けることを目的としているという。
DELTA社のスタッフは、「実際に球団で業務に従事する方をお呼びするので、将来プロ野球界で働きたい方にとっては貴重な話を聞ける機会」と説明。「球界ではアナリストがどこの球団も定着し、昨今はエンジニア等の領域を各球団が強化し始めている。生の言葉でベースボール・オペレーションについての理解を深めてもらえれば」としている。
セミナーは2018年にスタートし、受講をきっかけとして実際にNPB入りにつながったスタッフはすでに複数いるという。詳細はhttps://delta-lboseminar2022winter.peatix.com/viewにて。
◆登壇予定者
村田慎吾氏(シカゴ・カブス Research & Development部門 Senior Software Engineer)
1985年生まれ、東京都出身。1997年からアメリカ在住。 ペンシルバニア州Swarthmore大学卒業後イリノイ州に移転しスポーツデータ会社のSTATS LLCで勤務。 その後人工知能を扱うベンチャー「Narrative Science」、東京に戻って株式会社共同通信デジタルを経て、2017年に東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。 5年間に渡り、チーム統括本部チーム戦略室で従事。2021年シーズンオフにイーグルスを退団し、シカゴ・カブスに入団。 現在はResearch & Development部門のSenior Software Engineerとして、チームの基盤となるシステムの開発・拡張に努めている。
青木悠氏(横浜DeNAベイスターズ チーム統括本部チーム戦略部R&Dグループ データサイエンティスト)
1994年、兵庫県生まれ、東京都育ち。東京都立西高等学校、東京工業大学工学部機械宇宙学科卒。東京工業大学大学院環境・社会理工学院では心理・教育に関する統計学を研究。卒業後は東京海上日動あんしん生命保険株式会社にて経済価値ベースの資産・負債評価、リスク量計測業務に従事(日本アクチュアリー会準会員)。2021年に横浜DeNAベイスターズに入社し、試合戦術やチーム編成等に資するデータ分析業務を担当。
露崎博之氏(千葉ロッテマリーンズ アナリスト)
2015年4月~2020年1月に株式会社マクロミルでデータコンサルタントとしてプログラミングを用いた複雑なロジックのアンケート画面の作成、マーケティングデータを用いたデータコンサルティング、アナリティクス業務に従事。2020年7月から株式会社千葉ロッテマリーンズでアナリストとして試合戦術、選手強化、編成に関する分析及びプレゼンテーション、試合や練習時の映像取得・編集、ベンダーとの要件すり合わせ、開発プロジェクトの進捗管理、データ取得機器(Hawk-Eye、TrackMan、Rapsodoなど)の運用を担当。
日時は2022年12月10日午後1時から2時30分までを予定している。
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