運転手不足で減便や路線の休廃止が相次ぐバス業界。京都府バス協会は21日、運転手の仕事の魅力発信イベントを京都市伏見区の京都運輸支局で開く。とりわけ若者に関心を持ってもらおうと、京都芸術大の学生が、ポスター制作で一役買った。
国土交通省によると、バス運転手の平均年齢は53・4歳で、全職業平均より10歳ほど高いほか、自動車運転に関する職業の有効求人倍率も、全産業平均の倍近い2・38倍だ。府内でも京阪京都交通が一部路線を運休するなど影響が出ている。京都運輸支局は「運転手の時間外労働の上限規制が始まる4月以降、人手不足はこれまで以上に顕在化してくる」とみている。
「バスを待っています。」のキャッチコピーが記されたポスターには、夕暮れのバス停で、小さな女の子と猫がバスを待つ姿が描かれている。京都芸術大でデザインを学ぶ学生たちが「バスの運転手の使命って何だろう?」と議論し、「あなたのバスを待っている人がここにいる」と呼びかける内容にしたという。
イベントは午前10時~午後4時。採用担当者らによる座談会や京都市交通局をはじめとする府内のバス会社による合同就職案内、ドライブシミュレーター体験などがある。専用ホームページ(https://kyoto-bus-event.com/)もある。(日比野容子)
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