20日は二十四節気の一つで、一年で寒さが最も厳しくなる頃とされる「大寒」。岡山市北区下足守の龍泉寺では、参拝者が滝に打たれる恒例の寒行があった。
朝の最低気温は同市中心部で6・0度と4月上旬並み。暦通りではないとはいえ、夜明け前の境内はひんやりとした空気に包まれ、小雨が降っていた。
午前6時、男女約40人がふんどし姿などになって滝の前に並んだ。水温は約8度。一人ずつ意を決して滝の真下へ進み「やぁ!」と自らを鼓舞しながら、首や頭にかかる水圧に耐えた。
岡山県内に帰省していた愛媛大4年の男性(22)は「首筋に刺さる冷たさだったけど、次第に心が静まっていった。大学卒業の節目の年がうまくいくよう祈った」と話していた。
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