■身長じゃなくてスリーサイズ!
スキー選びは、まず長さから。身長+何センチの板が基準です……。というのは、もう過去の話だ。スキージャンルが様々に分かれた現在は、単純に身長を基準にした長さだけでスキーを選ばない。それぞれの滑走スタイルによりスキー選びの基準が異なるが、ファットスキーであれば最初に考えるのは「トップ・センター・テール」の幅を示すスリーサイズ。特にセンターの幅が何ミリ(mm)なのかを基準にモデルを絞っていく。 ファットスキーの定義は曖昧だが、大まかにセンター幅80mm以上をファットスキーと分類するならば、80mm、90mm、100mm、それ以上、のセンター幅のスキーに区分できる。各ブランドにより開発コンセプトが異なるため、切りの良い数字で揃っていない。正確には80mm台、90mm台、といった感じになり、センター幅(スキーの足下にあたる、一番細い部分の幅)の太さに比例して、新雪滑走時の浮力に大きな影響が出てくる。 単純に太いスキーは浮力が大きく、深く降り積もった新雪での滑走を容易にする。その一方で太いスキーは、ゲレンデやアイスバーンなどの硬い斜面での滑走性能に難しさが出てくる。そのため、自分がオンピステ(整備されたゲレンデ)とオフピステ(不整地など)をどのような割合、バランスで滑走するか、目的とするかによって、必要となるファットスキーの幅を選ぶことができる。 スキーの形状はセンター幅に対して、トップやテールの幅が太い形状となり「サイドカーブ」と呼ばれるスキー(板)の“くびれ”がある。このサイドカーブはR(ラディアス、回転半径)で示され、ファットスキーでは20mから30mくらいのものが多い。Rが小さければ小回りがきき、Rが大きければ大回りで安定性がある。このようなスキーのスペックは、デザインの一つとして板に記載されてある場合や、新品時に貼り付けてあるシールなどに詳しく記載されていることが多い。
からの記事と詳細 ( 身長じゃなくてスリーサイズ! パウダースキーは「ウェスト」の幅で選ぶ時代(BRAVO MOUNTAIN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3E4Fy9e
0 Comments:
Post a Comment