Thursday, December 9, 2021

「このティラミス、おいしい!」「いえ、テラミスです」 表面に梵字パウダー 比叡山の境内カフェで人気 - 神戸新聞NEXT

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 天台宗の開祖・最澄が開いた比叡山延暦寺の境内にあるカフェで、梵字を記したスイーツ、ラテが人気を呼んでいる。その名も「梵字テラミス」「梵字ラテ」。若い世代に仏教への関心を持ってもらおうと考案されたメニューで、干支文字をデザイン。寺好きの女性らにインスタ映えすると人気を呼んでいる。

 「テラミス」は、スポンジの上にマスカルポーネチーズと生クリームをのせた本格的な味。加えて生湯葉を挟み、白玉やあんこを盛り込み、和の要素を入れた。それぞれの食感が楽しめ、表面にはパウダーで梵字を記す。抹茶とココアの2種類があり、希望に合わせて自分の生まれた干支文字を選べる。

 梵字は古代インドが起源で、サンスクリット語の文字。「寅」や「丑」の文字は幸福、悟りを開く知恵を授け、厄除けをかなえる「虚空蔵菩薩」を表す。

 比叡山延暦寺・参拝部の即真永周さんは「生まれ年の干支はそれぞれの人の守護神、仏様を意味します。その文字を身体に取り込むことで、厄よけにつながると考えました」と説明する。イタリア生まれの王道スイーツ「ティラミス」に授かり、「テラミス」と名づけた。

 味、発想もさることながら、外見のデザインが女性を中心に好評。スマートフォンで撮影し、静かに広がった。即真さんは「本来、寺は人々が集まるコミュニティーの場。若い人の話題になり、山に足を運んでくれる機会になれば幸いです」と期待を寄せる。

 延暦寺会館「喫茶れいほう」で、土日祝日の限定で提供。テラミスとラテのセットで1400円。

 また最澄が没して1200年の大遠忌を迎えたこともあり、延暦寺は僧侶の授戒の場である「戒壇院」(国重要文化財)、「法華総持院東塔」の特別拝観を実施している。同寺TEL077・578・0001

(津谷治英)

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