Sunday, September 25, 2022

日本ハム ドラフト1位入団の達投手がデビュー|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

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プロ野球、日本ハムは札幌ドームで楽天と対戦して、0対6で敗れました。この試合では、ことし入団した高卒のピッチャー3人が初めて登板し、ドラフト1位ルーキーの達孝太投手は先発で3回を投げて無失点でした。

最下位が確定した日本ハムは、シーズン最終盤で若手選手の出場機会をさらに増やしていて、楽天戦では奈良・天理高校からドラフト1位で入団した達投手が初めて先発登板しました。達投手は1回、楽天の先頭バッタ−をセカンドゴロ、2番をファーストライナーとツーアウトを取ったあと、2者連続でフォアボールを与えましたが、5番は速球でセンターフライに打ち取りました。達投手は2回も無失点で、3回はワンアウトから2番バッターにヒットを打たれましたが後続を抑えて、達投手のデビュー戦は3回を投げてヒット1本で無失点、フォアボール3つの内容でした。続く4回は愛知・中京大中京高校からドラフト5位で入団した畔柳亨丞投手も初めて登板して、ツーベースヒットを打たれましたが1イニングを投げて無失点でした。5回には大阪桐蔭高校からドラフト7位で入団した松浦慶斗投手も初登板しましたがフォアボールのあとに2者連続でタイムリーヒットを打たれて、1イニングを投げて2失点でした。
日本ハムの打線はルーキーのピッチャーを援護できず、わずか1安打に終わり、8回には4点を奪われて、0対6で楽天に敗れました。

《新庄監督 “3人とも来年おもしろい”》
新庄監督は公式戦で初登板した高卒ルーキーの3人について「達君はプロの選手を0点に抑えたから大したもの。ボールは松浦君がよかった。打たれたけど思いっきりがいい。畔柳君もよかったし、3人とも来年はおもしろいと思わせてくれた」と満足そうに話していました。そのうえで、「ライバル意識を持ってほしくて同じ試合に投げさせた。いい思い出になったと思うし、あれだけマウンドで暴れたら、あしたは体がバキバキだね」と話していました。

《達孝太投手 “自分のボール投げられた”》
達投手はデビュー戦を振り返って、「まったく緊張せずに自分のボールを投げられた。ただ、今までならまっすぐやフォークで空振りを取っていけたが、きょうの試合で1軍の選手からは空振りや三振を取れなかった。来年までに空振りを取れるボールを身につけたい」と話しました。登板後にベンチで新庄監督からは「いいボールを投げていた。課題はテンポやコントロールなので、来年までに詰めていこう」と声をかけられたことを明かしました。そのうえで達投手は「きょうの成績でみなさんがどう思うかわからないですけど、心の底から来年、新球場での開幕投手になりたいと思っているので、そこを目指して今からやっていきたい」と力強く話していました。 

《畔柳亨丞投手 “自信につながった”》
4回に初登板して無失点だった畔柳投手は「投げる前までは緊張したけど、投げる時は甲子園を思い出して、いい緊張感の中でしっかりとストレートで押せたので、これからの自信につながった」と振り返りました。そして、「ビッグボスからは『ナイスピッチング』と言われてうれしかった。来シーズンは勝利に貢献できるピッチャーになりたい」と話しました。

《松浦慶斗投手 “来年また挑戦したい”》
5回に初登板して2失点だった松浦投手は、「空振りを取れなかったし、ファウルで粘られてフォアボールを出して1軍との差を感じた。そのなかでも自分の武器のまっすぐで勝負できたことはよかった」と振り返りました。そのうえで「ビッグボスからは『いい球が何球もあった』と言ってもらった。その球を投げ続けないと1軍では抑えられないこともわかったので、しっかり練習していきたい。1年目から1軍で投げられたことは財産になった。レベルの差も教えられたし、来年、成長してからまた挑戦したい」と前を向いていました。

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