Sunday, April 3, 2022

防御率5.85の阪神投手陣が悩む「一発病」、打たれ方の共通点は - 朝日新聞デジタル

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高橋健人

(3日、プロ野球セ・リーグ 巨人9―5阪神)

 阪神投手陣の「一発病」が深刻だ。

 一回1死満塁。先発のガンケルが投げた初球の甘い変化球は、巨人の中田翔の一振りで左翼席へ消えていった。いきなりの4失点。大型連敗中でただでさえ重い空気が、さらに重くなった。

 五回、交代したばかりの2番手浜地真澄も岡本和真に左中間席中段へ運ばれた。2球目の、ほぼ真ん中の直球だった。

 本塁打が出やすいとされる東京ドーム。現役時代に捕手としてその恐怖を味わった矢野燿大監督は、「大胆にいきながらも丁寧に投げないと勝てない」とバッテリーに注意を促していた。

 簡単にカウントを取ろうとすると危ない。だからこそ丁寧に。それは投手も分かっている。だが、結果は残酷だ。この3連戦での被本塁打は3、3、2本の計8本。そのうち初球を打たれたのは3本、2球目が4本だった。同じようなシーンが繰り返された。

 これでセ・リーグ新記録の開幕9連敗。チーム防御率5・85、15被本塁打はともに12球団ワーストだ。序盤に失点して追いかける展開が続き、勝ち試合で投げるはずの岩崎優、湯浅京己にリードした形でつなげていない。勝つ形が見えない。

 「何か大きく変えられることって、俺も浮かばない。一人ひとりが『俺が変えてやる』っていう気持ちでやっていくしかない」。試合後、矢野監督は厳しい表情で語った。5日には本拠の甲子園での今季初戦が待つが、不安いっぱいのまま帰ることになった。(高橋健人)

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