試合開始から2時間30分。27人目の打者を空振り三振に抑えると、ほえて、グラブを右手でぽんっとたたいた。
プロ野球・千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希(20)が10日、ゾゾマリンスタジアム(千葉市)であったオリックスバファローズ戦で、一人の走者も許さずに抑えきる完全試合を達成した。試合後のお立ち台で、「最高です」と表情を緩ませた。
完全試合の偉業については「正直、あまり意識していなかった」といい、「打たれたらそれでいいかなと思って、最後まで(捕手の)松川を信じて投げました」と話した。
プロ野球での完全試合は、1994年5月18日に槙原寛己(巨人)が広島戦(福岡ドーム)で達成して以来28年ぶりの快挙だ。
この日の佐々木は序盤からエンジン全開だった。
一回の3アウト目から四回まで10人連続で三振を奪い、これまで9者連続だった連続奪三振のプロ野球記録を更新。五回も3者三振に抑え、記録を13連続まで伸ばした。
終盤にも時速160キロ超の直球を投げ込むなど、佐々木の勢いはその後も衰えなかった。八回に3者連続空振り三振を奪うなど、プロ野球タイとなる1試合19奪三振を記録した。
佐々木はこの快投の要因について、「松川がしっかりリードしてくれたので、要求に応えながら投げ込むことができた」「ストライク先行で早いカウントで勝負できたのがよかった」と、謙虚に振り返った。
「次回も良い投球ができるように頑張ります」
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