◇12日 中日2―1阪神(バンテリンドームナゴヤ)
息詰まる投手戦で、7イニング5安打1失点。だが、大野雄の口からは反省の言葉しか出てこなかった。
「ホームランバッターにホームランを打たれた。野球界でやってはいけないことの一つ。打たれるべくして打たれました」
0―0の6回2死での佐藤輝。その初球。甘く入った変化球を振り抜かれると、打球は高々と舞い上がった。「芯ではなかったので、ぎりぎりどうかな、取ってくれ」。そう念じながら、ベンチへ戻りかける。だが、打球は右翼席最前列に吸い込まれた。
どうしても3人で終えたかった。この回の先頭・山本を遊ゴロに打ち取ったが、遊撃・京田が悪送球。嫌な空気が流れた。続く近本は二ゴロ。4―6―3の併殺完成かと思われたが、再び京田が悪送球。しかし捕手・木下の素早いカバリングから二塁封殺。思わぬ形で併殺を完成させた。「気の緩みはなかったが、京田のためにも絶対に3人で終わらせなきゃいけなかった」。その直後の出来事だった。
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