Wednesday, October 18, 2023

ロッテ、由伸攻略も守り切れず 勝ち越し直後六回の中村稔継投裏目 ... - サンスポ

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六回、マウンドに向かう吉井監督(右)。投手陣がリードを守れなかった(撮影・渡辺大樹)

(パ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第1戦、オリックス8-5ロッテ、オリックス2勝、18日、京セラ)難敵攻略に成功して先手を取ったが、中継ぎ陣が崩れて逃げ切れなかった。ロッテは3年連続で投手4冠に輝いた山本から初回に3点を先制しながら、逆転負け。リーグ3連覇のオリックスに底力を見せつけられる形となり、吉井理人監督(58)は悔しそうに表情をゆがめた。

「六回の継投…。中村(稔)が打たれたのは、打たれたんですけど、選択したのはこっちなのでね。こちらのミスです」

打線は9月9日の対戦で無安打無得点試合の達成を許すなど、レギュラーシーズン4試合で計2点しか奪えていなかった山本を一回に攻略した。荻野、藤岡の連打などで1死二、三塁とし、ポランコが2点二塁打をマーク。試合開始からわずか7分で先制するなど、この回だけで5安打を集めて3点を奪った。「細かいことは言えないですけど、しっかり作戦を練って選手が実践してくれた」。詳細は明かさなかったが、狙い球を絞りつつ、早いカウントから打ちに行くことで5得点につなげた。

嘆いたのは荻野の適時打で1点を勝ち越した直後の六回の継投。セデーニョ、杉本と右打者が続くが、「データ的に左が弱いバッターだった。中村のシンカーならいけると思った」と左腕の中村稔を送り出したが裏目。六回に4点を奪われ、突き放された。

オリックスのアドバンテージ1勝を含め、0勝2敗。今季はCSファーストステージ第3戦で延長十回に3点差をひっくり返すなど崖っぷちに強い。ここから巻き返す。(武田千怜)

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