日高の平取町に完成したダムの内部で、温度や湿度が一定に保たれる環境をいかし、加工品を保管する実証実験が始まりました。
平取ダムは、北海道開発局が日高西部の沙流川の支流、額平川に建設し、去年7月に運用を開始しました。
実証実験はダムがある平取町と隣接する日高町が北海道開発局の室蘭開発建設部と合同で始め、3月30日、水をせきとめるダムの本体、「堤体」の内部におよそ200本の地元の日本酒を運び込みました。
2つの町では、ダムの内部は温度や湿度が一定に保たれていることなどから加工品を熟成させる場所として活用することを検討していて、今後、温度などのデータを取ったり、酒の状態を確認したりしながら最長で5年間、実験を続けていくことにしています。
実証実験を統括している室蘭開発建設部鵡川沙流川河川事務所の小澤徹副所長は、「ダムの中は年間を通して温度が10度程度に保たれているので、食品の保管には比較的適している。両町の地域の活性化に役立てばうれしい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 平取ダムの内部で加工品保管する実証実験|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/qIS3d7a
0 Comments:
Post a Comment