Monday, December 25, 2023

【データDE'23プレーバック】山本由伸はホームランを打たれない 規定到達で年間2被弾は稲尾らに並び最少 - サンスポ

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【データDE'23プレーバック】山本由伸はホームランを打たれない 規定到達で年間2被弾は稲尾らに並び最少

オリックス・山本由伸は今季9月9日のロッテ戦(ZOZOマリン)で2年連続となる無安打無得点試合を達成するなど圧巻の投球をみせ、プロ野球史上初となる3年続けての投手4冠(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、勝率第1位)を達成した。

2リーグ制以降のシーズン3被弾以下の投手
オリックス・山本由伸の今季の球種構成

防御率が1点台で3年連続最優秀防御率(1・39→1・68→1・21)のタイトルを獲得したのはプロ野球タイ記録で、1956-58年の西鉄・稲尾和久(1・06→1・37→1・42)以来65年ぶり史上2人目の快挙となった。

特筆すべきは本塁打を浴びたのが、5月6日の西武・マキノン(直球)と7月15日のソフトバンク・三森大貴(フォークボール)の2本で、9イニングあたりの被本塁打率はわずか0・11。2リーグ制(1950年)以降、規定投球回以上の投手で1シーズン2被弾は56年の西鉄・稲尾(262回⅓、被本塁打率0・07)、12年の日本ハム・ウルフ(149回、被本塁打率0・12)と並ぶ最少本数と球界で最も被弾しない投手の称号を手にした。

山本の投球術を担うフォークボールの割合は今季26・3%。構成比率は直球(41・7%)に次ぐ2番目に大きく、被打率・169(160打数27安打)、奪空振率23・9、ゴロ率76%といずれも球種別で最も良い。通算36被弾のうち、フォークボールは4本だが、全てストライクゾーン内。ボールゾーンに落とせば、被弾は1本もなく通算被打率は・084(526打数44安打)とメジャーの強打者相手でも一級品の決め球になることは間違いない。(記録担当・小川真幸)

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