Saturday, March 5, 2022

ロシア軍が包囲の港湾都市、補給断たれ食料不足に…住民退避へ「人道回廊」で停戦 - 読売新聞オンライン

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 【クラクフ(ポーランド南部)=笹子美奈子】ロシア軍のウクライナ全面侵攻は5日で10日目となり、各地で一般市民の人道危機が悪化している。露軍に包囲された都市で食料不足が起きる中、市民を退避させるための措置として地域を限定した一時停戦が発表された。

 国連人道問題調整事務所(OCHA)の4日時点の集計によると、侵攻が始まった2月24日以降の民間人死者は331人に膨らんだ。このうち104人が過去2日間の死者数だ。負傷者は累計675人。実際の死傷者数はこれを「大幅に上回る可能性が高い」という。

 ロイター通信によると、南東部の港湾都市マリウポリはロシア軍と親露派武装勢力に包囲され、5日間にわたって激しい空爆や砲撃にさらされている。人口40万人の多くが市内に取り残され、補給路が断たれて食料不足に陥っているとみられている。電力も止まっているとの情報もある。

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