Thursday, August 18, 2022

エースが打たれてもナインのカバーで近江4強 山田「みんなの力が日に日に大きく」/甲子園 - サンスポ

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勝利して喜ぶ山田陽翔(中央)ら近江ナイン(撮影・甘利慈)

第104回全国高校野球選手権大会・第12日第2試合(高松商6-7近江、準々決勝、18日、甲子園)今春の選抜準Vの近江(滋賀)が高松商(香川)に競り勝ち、昨夏から3季連続の4強入りを決めた。先発した山田陽翔投手(3年)は高校通算67本塁打の高松商のスラッガー、浅野翔吾外野手(3年)との対決で1本塁打を含む3安打2打点と打たれたが、不調のエースをナインがカバーし、勝利をつかんだ。

9安打6失点で3度のリードを守れず、勝利の瞬間はマウンドではなく、右翼から見届けた。それでも整列のために引き揚げる近江・山田の顔には充実感が漂った。

「どんな形であれ、しっかり勝てたのは次につながる。みんなの力が日に日に大きくなっている」

打席では一回に左前に先制打を放つと、六回にも適時左前打。投げては甲子園通算奪三振を1970年以降では4位となる108に伸ばす10奪三振をマークした。だが、注目された高松商のスラッガー、浅野との対決は「完敗だった」。

一回にスライダーを二塁打とされると、三回1死一塁では146キロ直球をバックスクリーンへ運ばれた。「投げミスではなく完璧な打撃。あの弾道ではあそこまでいかないと思ったが…」と脱帽するしかなかった。

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