◇20日 マイナビオールスターゲーム2023第1戦 セ・リーグ1―6パ・リーグ(マツダスタジアム)
仰天プランを有言実行だ。全セの3番手でバウアーが予告していた前代未聞の「球種宣言投球」を実行した。4回に登場するとグラブや右手を動かすしぐさで球種を教えてから勝負。これには先頭で打席に立った日本ハム・万波は苦笑いだ。
「全球予告して投げることができた。きょうは唯一、打たれても気にしなくていい試合だった。最後まで楽しませてもらった」。日本での球宴デビューは、その万波に一発を打たれるなど1イニングを3安打2失点だったが、自責点は0。打たれても笑顔。そんな2020年のサイ・ヤング賞右腕は異国での球宴を満喫した。
この日は第1戦に続き自身のYouTubeチャンネル用カメラを持参してグラウンド入り。試合前の練習中には巨人・戸郷とフォークについて意見交換するなど変化球談議に花を咲かせた。
その後は全セの練習が終了後もグラウンドに居残り。全パの投手陣を待ち伏せするとオリックス・山本、ロッテ・佐々木朗(ロッテ)らにも”取材”を続行した。両チームの選手が次々とバウアーを囲んだ交流会は全パの打撃練習が終了する寸前まで続いた。
佐々木朗には165キロの剛速球を「どうやったら投げられるのか」と質問した。試合では山本に直伝された独特なフォームでの投球も披露した。「なにかを学んで帰ろうと思っていた。みんな素晴らしい選手たちなのでいい話ができた。ここで得たものを後半戦に生かしていければいい」。期待を裏切らなかった「バウアー劇場」だけでなく、祭典ならではの情報収集も抜かりなし。後半戦の投球も必見だ。
関連キーワード
からの記事と詳細 ( バウアー、前代未聞の”球種宣言投球”「きょうは唯一打たれてもいい試合。最後まで楽しんだ」:中日スポーツ・東京中 ... - 中日新聞 )
https://ift.tt/6qXpsyV
0 Comments:
Post a Comment