根室で惜しむ声
食品製造道内大手ベル食品(札幌)の看板商品「成吉思汗(じんぎすかん)たれ」の缶(容量250ミリリットル)が3月で販売を終了する。北洋漁業の最盛期に漁業者が船内で食べるジンギスカンのたれとして開発された商品で、出荷先の道東で「ベル缶」「赤缶」の愛称で親しまれたが、缶の製造中止を受けて半世紀の歴史に幕を下ろす。北洋漁業の拠点だった根室で惜しむ声が上がっている。
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同社は1956年にガラス瓶入りの「成吉思汗たれ」を発売。瓶と同じたれを使う缶は60年代から販売を始めた。札幌の一部店舗を除き、大半が道東で販売されている。金色の竜をあしらった真っ赤な缶は発売当時のままのデザインだ。
当時、北洋漁業が盛んだった釧路、根室の食品問屋から「長い航海に耐えられる容器はできないか」と要望を受けたのが開発のきっかけ。体力を消耗する北洋漁業で、漁業者はスタミナのつくジンギスカンを「まかない」として船内で食べていた。根室の漁業者(65)は「船の揺れで床に落ちても割れない。1回で使い切るのにちょうどいい量だった」と話す。
瓶は今後も販売継続
割れない缶は発売後、道東で瞬く間にヒットした。家庭の食卓やアウトドアにも使われ、ピークの92年には年間12万本を出荷。その後は北洋漁業の衰退で減ったものの、現在も缶に慣れ親しんできた道東を中心に年間4万本(2018年実績)を出荷している。
だが、缶を製造してきた製缶会社が、16年夏に北海道を襲った台風後に農産加工品に使う缶の受注が減ったなどの理由で、工場の規模を縮小。このあおりで「ベル缶」の製造が中止になった。缶の継続的な供給が受けられなくなり、3月分の出荷を最後に販売をやめることにした。瓶は今後も販売を続ける。
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