◆ソフトバンク春季キャンプ紅白戦(13日、宮崎・生目の杜運動公園)
脱力でも153キロ!! 福岡ソフトバンクの古谷優人投手(20)が1軍争いに本格参戦だ。今キャンプ初の紅白戦で先発して2回を投げ、無安打無四球1奪三振のパーフェクトピッチングを披露。力まないことをテーマにしながらも最速は153キロをマークした。自身初のA組スタートを勝ち取った4年目左腕は新妻からのエールも力に変え、開幕1軍への道を力強く突き進む。
球場のスコアボードに「153」の数字が点灯すると、観客から「おーっ」というどよめきにも似た声が上がった。初回2死、紅組の3番釜元への7球目だ。スライダーを要求した甲斐のサインに首を振って投げ込んだ古谷は、この日最速の真っすぐに手を出させず見逃し三振に仕留めた。
「釜元さんの頭にスライダーがあるなと思った。(直前まで)4球連続で真っすぐを続けたけど、納得のいく球じゃなかった。こういう機会だし、打たれても次の課題にすればいいという気持ちで投げた」
制球難に苦しんだ昨年までの姿はない。初回の先頭牧原は4球すべて直球で投ゴロ。2番川島には一転して変化球を4球続けて追い込み、最後は149キロで一ゴロだ。続く2回もわずか9球で三者凡退。内容も伴った結果に「力まず投げることがきょうのテーマだった。全体的に(ストライク)ゾーンに集まってよかった」とうなずいた。
■無四球1奪三振
昨秋のキャンプから取り組んでいる脱力投法が実を結びつつある。これまでは球速を意識するあまり上半身に頼り制球が定まらなかったが、下半身主導に変えて力まずとも強いボールがいくようになった。そのフォームの支えとなったのがオフの猛練習。かつて松中信彦氏を指導した島袋裕二トレーナーの下で連日10キロのランニングをこなした成果だ。「下半身を鍛えたことでテークバックまでの動作が安定し、手を振る場所が一定になってきた」とリリースポイントがぶれないことを実感している。
昨年末に結婚した夫人のエールも背中を押した。紅白戦前日の12日、スマートフォンに「気負わずにたくさん打たれてこい」とメッセージが届いた。「絶対にやってやると力んでいただけに、肩の荷が軽くなった」。13日の練習前にはチームメートの輪の中で結婚を報告。首脳陣、選手会からのご祝儀を工藤監督から手渡された。「妻のためにも、という気持ちは当然ある」と励みにしている。
3日のフリー打撃で152キロをマークし、40球で安打性の当たりが2本。8日はシート打撃で打者9人と対戦し被安打ゼロ、5奪三振とアピールした。そして紅白戦での快投と3段階続けて安定した投球を見せている。来クール中には夫人も宮崎に来る予定だ。「まずはキャンプをA組のまま終えて、オープン戦でもアピールして開幕1軍を狙いたい」。投手陣のハイレベルな争いに本格参戦する勢いだ。 (長浜幸治)
西日本スポーツ
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