コロナ禍で試合できない期間の取り組みを、3つの視点で分析
新型コロナウイルスの感染拡大は、世界中に脅威をもたらした。当然スポーツ界への影響も大きく、各競技団体は公式戦の中断を余儀なくされた。Jリーグも2月25日に、翌26日に開催予定だったYBCルヴァンカップと、以降の公式戦の開催延期を決めた。 各クラブにとって公式戦が開催できない状況は、経営面で非常に大きなダメージとなった。通常ホームゲーム開催時には、入場料収入の他、物販やマッチデースポンサーなどによる収入が見込まれるが、公式戦を開催できない間はこれらの収入源を断たれている。実際、北海道コンサドーレ札幌・代表取締役社長CEOの野々村芳和氏は、4月24日の株主総会で、「リーグ戦が再開できない状況が長引いた場合、秋にも運営資金が底を突く恐れがある」と危機感を示していたほどだ。 これまで当たり前のようにやっていたことが突然できなくなる日が訪れ、そしてこれほどまでに大きな打撃を受けることになるとは、誰も予想し得なかった。今後のスポーツ界は、今までの常識がまったく通用しなくなるだろう。だがピンチはチャンスでもある。こうした危機的状況においては、これまでの取り組みの延長線上を続けるだけでなく、これまでにはできなかった新しい施策を始めることで、プラスへと転じることが重要になる。 この間、各クラブはそれぞれ創意工夫を重ね、さまざまなことに取り組んできた。これらを一つずつ分類していくと、大きくは3つのパターンに分けることができる。 (1)子どもへのアプローチの多様化 (2)既存ファンとのリレーションシップ強化 (3)地域・スポンサーとのリレーションシップ強化 これらのパターンごとに、Jリーグ56クラブが取り組んできた「コロナ禍のレガシー」を紹介する。今回は、「(1)子どもへのアプローチの多様化」から、Withコロナ時代のJリーグの未来を考察したい。
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June 06, 2020 at 05:32PM
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収入源を断たれたJリーグの未来は?[Jリーグ全56クラブ徹底分析・コロナ後の新常識](REAL SPORTS) - Yahoo! - Yahoo!ニュース
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