料理のプロたちが、毎日の料理を楽しむコツを伝授!今回は、人気料理ブロガーの長田知恵(つき)さんに「献立作り」についてお話を伺いました。家族に毎日の食事を飽きずにおいしく食べてもらうために長田さんがしている工夫とは?食べ盛りのお子さんを持つお母さん必見です。
「何食べたい?」ではなく「何系がいい?」と聞く
料理ブログを始めて4年が経ち、レパートリーも増えてきてはいますが、未だに毎日の献立に迷うことが多いです。子どもに何を食べたいか聞いても定番のものしか覚えていないし、いつも同じメニューしか言わないですからね(苦笑)。だから私は「何を食べたい?」ではなく「何系がいい?」って聞くんです。それで「濃いめがいい」って言われたら、焼肉のたれ×マヨネーズ+みりん(もしくは酒)でタレを作って、それに合う食材を用意するとか。メニューから考えるのではなく、「タレ」からその日のメニューを決めることもあります。
旬野菜は必ず入れる
私の家ではメイン、副菜、汁物、どれでもいいですが、なるべく「旬のもの」を入れるようにしています。旬の野菜は味がおいしいだけじゃなく、価格もお手頃。主婦にとってはそこは結構重要だったりするので(笑)。買い物に行ったら絶対にチェックしています。
これからの季節はなすやトマトもいいですよね。メニューがなかなか思いつかないときは、トマト×ツナ、トマト×大葉みたいな感じで「掛け算方式」で考えていきます。そして、それを今度は中華味に、その次は和風ドレッシングにいう感じで味に変化を出していく。1個の食材でも食材の組み合わせを変えながら掛け算をしていくと、レパートリーがどんどん増えていくので「掛け算」はおすすめですよ。
野菜はストックしておくと便利
野菜はお肉にちょっと添えるだけでもいいと思います。例えば「照り焼きチキン」だけをお皿にドーンと乗せても、ただお肉を焼いただけってなって手抜きに見えてしまうので、そういうときに緑や赤の野菜があると便利です。でも、添えるだけの野菜を毎回用意するのは面倒ですよね?なので、私はパセリやねぎを切ったものを冷凍ストックしています。2日に1回くらい切って入れておくと、すぐに使えるのでとっても楽です。
副菜に肉もあり!
男性や食べ盛りのお子さんがいるご家庭は、副菜にお肉を少しプラスしてもいいかもしれません。我が家は主人ががっつり食べるので、メインが魚だけだとがっかりされるんですよ。だから副菜のサラダにささみを少し加えるたり、汁物を豚汁にしたり、ちょっとお肉が入っているものを合わせてあげるんです。そうすると、男性や食べ盛りの子どもは喜びますよ。
洗い物の時間も短縮する料理を!
私は料理を作るのは好きなんですけど、洗い物が嫌いなので、その時間も短縮できるメニューを考えます。洗い物を減らすために活躍してくれているのが「ポリ袋」や「ワンボウル」「ラップ」です。パン粉をつけるときもバッドは使わず、ラップの上で全部済ませます。あとは、電子レンジも便利ですよね。ボウルに入れてチンするだけなら、洗い物はボウルだけ。料理だけの時短というよりは片付けまで考えた時短を考えています。
おすすめ簡単レシピ
最近のおすすめレシピは「豚こまなすの中華南蛮酢豚」ですね。すし酢を使ってさっぱり仕上げているので暑い日でも食べやすいです。作り方も簡単で、レンジで6分チンするだけ。下ごしらえや盛り付けまで入れたら、トータル10分くらいで完成します。火を使わないので暑くないですし、ワンボウルでできて、めっちゃ簡単にメインができます。それをそのままうどんに乗せてもおいしいですよ。
手間のかかる料理は冷凍保存
先ほど「野菜」はストックしておくというお話をしましたが、家族が好きな唐揚げ、コロッケ、餃子、ロールキャベツなどの定番料理も必ず冷蔵庫にストックします。いわゆる手間がかかる定番ものですね。「また作って!」と言われても体力がいりますし、忙しいときはなかなか作れないので、一度にたくさん作ってストックしておくと楽です。我が家はいつも倍量作って必ずストックしています。そういうのがあると夕ご飯はもちろん、休日の昼もそれにチャーハンを合わせるだけとかで済むので、負担が減りますよ。
長田知恵(つき)さんの最新著書
『つきの家族食堂 毎日のごはん作りがラクになるおかずの本』(扶桑社)
現在発売中の長田さんのレシピ本には、毎日の献立作りに役立つメニューが多数紹介されています。注目すべきは、目次。レシピ本の多くは、目次にメニュー名が書かれていることが多いですが、長田さんのレシピ本は「食材別」に分かれています。 「メニュー名だけだと、レシピを全部見ないと使う材料がよくわからない場合がありますよね。それだと、献立を考えるときに探しにくいですし、家にある材料からその日の献立を考える人も多いので、目次は食材別にしました。紹介している食材も、一般的に主婦としてスーパーで手に入るもの、常備しているものにしています」(長田さん)
さらに、料理初心者でも作りやすいこんなポイントも! 「フライパンを使う料理のときは、焼き時間の目やすは必ず入れています。生焼けになったりしたら困りますし、失敗したら材料が無駄になってしまうので、焼き時間は曖昧にせずに、きちんと表記しています。私が昔、それでハンバーグを生焼けにして失敗したので…。あと、働いている方も多いと思うので、作りおきができるように『冷蔵何日』という表記も入れています。レシピごとに調理のポイントなども書いているので、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです」
また、本書の中からお子さんにおすすめのレシピも教えていただきました。
「鶏むね肉で作る『カレーマヨサクサク』は、衣に天かすを使っていて食感を楽しめると思います。うちの子どもは、カリカリしたものやパリパリしたものが好きなので、こういう食感を意識した料理を作ります。あと食卓によく登場させるのは、骨つき肉。フライドチキンとか手羽先・手羽元料理もよく作りますね」(長田さん)
そのほかには、長田さんお気に入りの「和風たれかつ」や、ブログにはあまり掲載していないというお魚レシピも!「がっつり」「ヘルシー」などの表記もついているので、その日の気分にあわせてレシピを探せます。今日の夕ご飯何にしようかな?とお悩みの方はぜひ手にとって参考にしてみてはいかがでしょうか。
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長田知恵(つき)
1978年、兵庫生まれ。アメーバブログ公式トップブロガー、レシピブログアワード2018節約部門グランプリ受賞。夫、長女、長男、次女の5人暮らし。2016年にブログ「つきの家族食堂」をスタートし、作り置きや節約料理など役立つレシピを紹介している。お料理のほかにお菓子作りも好き。著書に「つきの家族食堂 作り置き弁当」(宝島社)がある。
ブログ:つきの家族食堂
Instagram:@tsukicook(料理)
Instagram:@tsukicookmoon(お菓子)
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