日本各地のスキー場で記録的な雪不足に見舞われている。国内利用客や外国人観光客の足が遠のけば、北海道のニセコなどを筆頭に国際的なスキーリゾートとして確立されつつあった地位が危うくなるだけではなく、観光立国を目指す安倍政権にとっても大きな足かせとなる可能性がある。
北海道では昨年12月にまとまった雪は観測されておらず、1月も引き続き雪不足に見舞われた。札幌ではスキー競技会が中止され、雪まつり開催に必要な雪の搬入に追われた。気象庁によると、冬型の気圧配置が続かなかったため、北・西日本の日本海側の12月降雪量は1961年に統計を取り始めてから最も少なかった。
新潟県に29年間在住し、国内約500カ所のスキー場関連情報を提供する英語ウェブサイト「スノージャパン」の創設者、アンドルー・リア氏によると、例年だと1月中旬までに少なくとも数メートルの雪が自宅の外に積もっているが、今年は全くだという。「この地に60~70年住んでいる人たちもこのように雪のない冬は記憶にない」とした上で、「地元の人々は少し不安になってきている。雪がすぐに降らなければ、店じまいし始めなければならないかもしれない」と語った。
気象庁によると、新潟県湯沢町の1月20日8時現在の積雪の深さは0センチ。この地域の日平年値の113センチと比べると非常事態だ。長野県の白馬村でも積雪の深さは0センチだった。
多くのスキー場でスキーやスノーボードをするのに十分な雪があるにはあるが、日本は毎年の積雪量の多さで国際的な信頼を得ており、外国人観光客を落胆させるかもしれない。
観光立国を目指す日本にとり、また気候変動の影響に既に神経質になっている観光産業にとり、この冬は不吉な兆候をもたらしている。雪不足に悩まされているのは日本だけではない。地球温暖化の影響により、欧州のアルプス山脈では降雪量が減少し、オーストリアやフランスなどの観光産業に打撃を与えている。また韓国でも多くのスキー場で雪不足に見舞われている。
観光庁によると、日本のスキー産業は1980年代後半のバブル期に急成長し、スキー・スノーボード人口は98年に1800万人に達した。しかし、2016年には580万人と最盛期から約7割減少。
北海道のニセコ町でブラックダイヤモンドロッジと北海道バックカントリークラブを営むクレイトン・カナハン氏(47)は、通常だと1月1日から周辺の雪山でツアーを開始するが、今シーズンは20日までの全ツアーを中止すると顧客に電話連絡することを余儀なくされた。
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February 07, 2020 at 05:05AM
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「パウダースノーがないと最悪だ」 記録的な雪不足、観光立国への足かせに - SankeiBiz
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