青森県八戸市内の高校生が考案した南部せんべいスイーツを提供する「高校生とつくる南部せんべいカフェ」が2月29日と3月1日、同市の八戸ポータルミュージアムはっちで開かれた。3年目となる今年は、みたらしのたれをかけたりジャーマンポテトをのせた斬新な商品を販売。高校生たちは苦労して開発した自慢のせんべいスイーツを元気にPRした。
カフェは南部せんべいの新たな楽しみ方を探りつつ、郷土の食や人と触れ合うのを目的に開催しており、今年は高校生14人が参加。昨年11月ごろから商品開発を重ね、2月上旬ごろ完成させた。
カフェで提供したのは、坂本武琉（たける）さん（八戸東高1年）考案のみたらしのたれを砕いたせんべいに絡めた「みたらし南部せんべい」、本間陽南（はるな）さん（千葉学園高3年）考案の、せんべいにジャーマンポテトやベーコン、にんじんをのせた「ジャーマン南部せんべい」など。
29日、坂本さんと本間さんはカフェ店員として接客に挑戦。将来の夢はパティシエという坂本さんは「せんべいに合うみたらしのたれを作るのにとても苦労したけれど、おかげで自信作になった」、本間さんは「自分で考えた商品を売ることができ、満足感でいっぱい。活動を通してもっと八戸が好きになった」と笑顔だった。
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