2020年11月02日05時06分
政府は2日付で、2020年秋の褒章受章者775人(うち女性159人)と27団体を発表した。学術やスポーツ、芸術文化などの分野で優れた業績を挙げた人が対象の紫綬褒章は、俳優の中井貴一さん(59)、人形浄瑠璃文楽人形遣いの吉田玉男(本名大西彰)さん(67)らが受章した。発令は3日付。
長年にわたり社会奉仕活動に従事し顕著な実績を挙げた人が対象の緑綬褒章には、山口県で行方不明となった男児を発見し、「スーパーボランティア」として知られる尾畠春夫さん(81)らに決まった。
中井さんは長年俳優として多くの映画やテレビ番組などに出演。緩急自在な幅と深みのある優れた演技が評価された。
吉田さんは、人形遣いとして伝統的技法を体現するだけでなく、新作上演や海外公演にも積極的に参加。日本の伝統芸能の発展に貢献した。
紫綬褒章にはこのほか、「うる星やつら」などの代表作で知られる漫画家の高橋留美子さん(63)、「犬婿入り」で芥川賞を受賞した小説家の多和田葉子さん(60)らが選ばれた。
受章者の内訳は、紫綬褒章が17人(うち女性4人)、産業振興や社会福祉の増進などに業績を挙げた人が対象の藍綬褒章は471人(同122人)。緑綬褒章は17人(同13人)と27団体で、農業、商業、工業などに従事した人に授与される黄綬褒章は270人(同20人)だった。
褒章受章者には天皇陛下が皇居で面会されるのが通例だが、今回は春に続き新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて行わない。
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