【阪神】藤川球児が打たれた翌日の新聞を見た次女に返した言葉とは… (2020年11月10日) - エキサイトニュース - エキサイトニュース

　打たれれば、新聞に「球児」の見出しが躍る。２００５年にリリーバーとして確固たる地位を築いてからの宿命だ。ある時、阪神・藤川球児投手（４０）は中学１年の次女にこう言われたという。

　「新聞に『球児』って書いてたから、記事を見たよ。悪く書いてはなかったけど。…かわいそう」

　その日の紙面は救援失敗を報じたものだった。球児は愛娘の精一杯の気遣いを感じつつ、思いの丈を伝えた。

　「パパはそれでいいんだよ。打たれて、記事になるのは実力を認めてもらっているということだから。抑えて当たり前と思ってもらわないといけない」

　４０歳を迎えてなお、ベテランと呼ばれることを嫌った。「実力の世界。年齢は関係ない」。批判すら期待と受け止め、力に変えた。幾多の壁を乗り越え、人気球団の想像を絶する重圧に打ち勝ってきた。「叱咤激励が多くて、それを覆すのが楽しかったですね」。１１月１０日、対するは宿敵巨人。希代のクローザーがいよいよ集大成のマウンドに上がる。（阪神担当・小松　真也）

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November 10, 2020 at 03:58PM
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