巨人のドラフト1位ルーキー守護神、大勢(本名:翁田大勢)投手(22=関西国際大)が首位攻防となったヤクルト戦(東京D)で1点リードを守れず、初のセーブ失敗。15試合目の登板でプロ初黒星を喫した。
大勢は3―2と1点リードで迎えた9回、5番手として登板。だが、先頭の代打・川端を153キロ直球で投ゴロに打ち取った後で4連続長短打を浴びるなどして2点を失い、逆転された。1死から代打・中村に投げた156キロ直球を左翼線二塁打とされると、続く塩見に投じた154キロ直球は打ち取った当たりながら三遊間深くに転がり、俊足の塩見は内野安打に。この1死一、二塁で打席には代走として途中出場していた山崎が入った。だが、初球の155キロ直球を左中間に弾き返されて一気に走者2人が本塁生還。勝ち越しを許し、これが決勝点となった。
大勢は続く山田をフォークでボテボテのゴロに打ち取ったが、これも三塁への内野安打となり、4連打。さらに村上を四球で歩かせて1死満塁とピンチを広げた。だが、ここから変化球を織り交ぜ、オスナを直球、フォーク、スライダーで3球三振。浜田も2球連続スライダーで追い込み、最後は156キロ直球で3球三振に打ち取り、それ以上は失点しなかった。
投球内容は1回で打者8人に対して33球を投げ、4安打2失点。2三振を奪い、与えた四球は1つ、直球のMAXは157キロだった。
大勢は4月20日の広島戦(東京D)で11セーブ目をマーク。だが、その後はなかなかセーブ機会が訪れず、登板間隔が空いた。それでもプロ最長の中7日となった4月28日のDeNA戦(横浜)では7点リードの9回に登板して3人でピシャリ。自己最速の159キロもマークした。5月4日の広島戦(マツダ)では2週間ぶりとなる今季12セーブ目をマーク。この日は中3日でのマウンドだった。
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