Friday, May 27, 2022

相手エースは一枚上手、巨人・戸郷が先取点を許して「あそこで打たれて悔しい」 - 読売新聞オンライン

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 日本ハムが接戦を制した。八回、浅間のソロで試合を決めた。上沢は3安打2失点(自責0)で今季初完投。打線が振るわなかった巨人は、2~7番打者が出塁できず。

 123球目に力尽きた。低めの変化球を右翼席に運ばれた巨人の戸郷は、天を仰ぎ顔をしかめた。同点の八回、2番浅間に決勝ソロ本塁打を浴び、8回3失点。上沢との投手戦に敗れた。

 好投手との投げ合いでは、先取点を与えないのが鉄則だ。戸郷は三回、3本の長打を浴びて2点を先行された。五回に同点にしてもらった後、ソロで先に点を取られたのも戸郷。「あそこで打たれてしまい勝ちきれなくて悔しい」とコメントした。同じ打者に3安打目となる一発を浴びた投球と比べ、相手エースが一枚上手と痛感したことだろう。上沢は味方の失策絡みで失点した後も粘り強く投げ続け、勝ちを呼び込んだ。

 戸郷は3週連続で金曜日に先発している。週末のカード頭となれば、相手もエース級の登板が多くなる。13日の中日戦では、2020年の沢村賞左腕・大野雄との投げ合いで、同じ2失点ながら1イニング長い7回を投げて勝ち投手に。20日の阪神戦では、白星こそつかなかったものの、8回無失点で昨季最多勝投手の青柳を上回る投球を見せた。

 今季は9試合中8試合で、6回以上で自責点3以内というクオリティースタート(QS)を記録しているように安定感は高い。「粘れる投手になってきた」と認める桑田投手チーフコーチはこの日の敗戦をねぎらい、「(東京からの)移動試合ということで『俺が1人で投げ切るんだ』という意気込みを感じた」と語った。

 予定通りなら次回登板は6月3日のロッテ戦。「令和の怪物」と呼ばれる佐々木朗とのマッチアップの可能性が高い。22歳のエース候補は自分を磨き続け、さらに殻を破りたい。(宮崎薫)

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