Wednesday, June 21, 2023

中日高橋宏斗が快挙も反省打たれ出したら止まらない球団初の交流 ... - ニッカンスポーツ

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楽天対中日 声をあげながら力投する中日先発の高橋宏(撮影・垰建太)
楽天対中日 声をあげながら力投する中日先発の高橋宏(撮影・垰建太)

<日本生命セ・パ交流戦:楽天2-5中日>◇21日◇楽天モバイルパーク

中日高橋宏斗投手(20)が、球団初、史上5人目の交流戦防御率0・00を記録した。「日本生命セ・パ交流戦」の楽天戦で6回2/3を5安打2失点と粘り、3勝目をマーク。7回に交流戦の連続イニング無失点が22で止まったが、失策が絡んで自責点はつかなかった。チームは1分けを挟んだ連敗を4で止めた。交流戦は全日程を終了し、リーグ戦は23日に再開する。

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高橋宏は球団初の快挙ながら反省の言葉が口を突いた。7回に自らの失策も絡んで2失点して降板。「全然、よくありませんでした。無駄な四球、無駄な球。いらないところで、いらない球を投げ続けてしまい、打たれ出したら止まらない。甘く入ったところ、打者が打ち損じてくれただけの試合です」。3勝目にも、ひたすら控えめだった。

交流戦の規定投球回に達した2回と4回に四球絡みで2死満塁を背負ったが、ともに後続を断った。最速も155キロをマークしながらゼロ行進。ただ7回だった。1死から四球を出し、小深田のゴロを二塁村松が後逸して、一、三塁。小郷のゴロは自身の正面に転がり、併殺を狙って二塁へ悪送球してしまい、交流戦23イニングぶりの失点。浅村の遊ゴロでさらに1点を失い、交代を告げられた。「ああいう形でマウンドを降りて、負けがついても全くおかしくない試合でした」。無安打で2点を失ったが、失策が絡んで自責点はなし。計3試合、22回2/3を投げた交流戦の防御率は0・00のままだった。「防御率0も奇跡。チームが勝てて良かった」。内容には不満でも、チームの連敗が4で止まり自らを納得させた。

立浪監督は「もうちょっと余裕持って投げてくれれば良かったが。四球からピンチを作ったり課題もあった」と、期待の右腕に苦言を呈した。「このまま自分の調子をもっと上げて、修正するところはして、どんどん攻める気持ち持って頑張ります」。20歳のエース候補生は再開するリーグ戦へと気持ちを切り替えた。【伊東大介】

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